「Package Free (パッケージフリー)」「0 Waste (ゼロウェイスト)」・・・最近こんな言葉をよく耳にするようになってきました。
日本でも令和2年7月1日より、全国でプラスチック製買物袋の有料化が始まり、改めてゴミ問題について意識した人も多いのではないでしょうか?
そんなゴミ問題に対して今世界で新たに広がりつつある考え方が、発生したゴミの処理方法を考えるのではなく、そもそもゴミを出さないようにする、という考え方です。
そんな考えのもと、2016年にルクセンブルク初のパッケージフリー&オーガニックストアとしてオープンしたのがOUNI。
OUNIはルクセンブルク語で“without”の意味。そして、Organic Unpackaged Natural Ingredientsの頭文字をとったものでもあります。

OUNIのコンセプト
OUNIの掲げるコンセプトは以下の3つ。
①NO WASTE ②ORGANIC PRODUCTS ③COMMUNITY
OUNIは日常生活に必要なすべての食品と非食品を提供することを目標としており、現在の約700点の商品を将来的には1000点程度まで増やしていこうとしているそうです。
「パッケージフリー」のコンセプトの通り、製品はバルク、またはガラス瓶などの再利用可能なパッケージで販売され、基本的にはオーガニック・地産、またはフェアトレード品。そしてすべての製品に対して原産国と生産者、および成分とアレルギー表示がされています。
店内の様子

まず目につくのがレジ周り。もちろん放送されていないパン類や、持ち帰り用の紙カップではなくコーヒーカップから飲むコーヒーなどが販売されています。

入り口入ってすぐのエリアは、生活用品等が販売されています。販売されている石鹸など、ビニールに包まれていないのにお気づきでしょうか?

茶葉も、このように瓶に入ってグラム売りされています。

オリーブオイルやビネガー、醤油などの液状のものも全て量り売りです。


奥の部屋には果物、野菜などの生鮮食品も。

壁一面には、シリアルや豆・米などの穀物もずらっと並びます。
購入方法
量り売り商品

パッケージフリーと聞くと少し身構えてしまいますが、購入方法はいたって簡単。まず量り売りの商品に関しては、
①自分の容器を持参 ②容器の重さを測る ③容器にそれぞれの商品を欲しい分だけ入れる ④再度容器の重さを測る ⑤レジにて会計
以上のステップを踏むだけです。
デイリープロダクト

牛乳などのデイリープロダクトについては、瓶詰めされた商品をそのまま購入し、デポジットとして15セントをプラスで払います。
製品を使い終わったら、空になった瓶をOUNIに持参すると、それに応じたショッピングバウチャーがもらえます。
OUNIの店舗情報
いかがでしたでしょうか?
近年広がっているパッケージフリーを実行するオーガニックストア。
自分の欲しいものを欲しい分だけ購入できるのも魅力です。
オーガニックの豆で挽かれたコーヒーも絶品なので、是非一度訪れてみてください!